イフェクサーの副作用 (ベンラファキシン•抗うつ薬)
イフェクサーの詳細な副作用です(医薬品添付文書より)。
ぜひ、よーくお読みになってみて下さい。
重大な副作用
1セロトニン症候群(0.2%)
不安、焦燥、興奮、錯乱、発汗、下痢、発熱、高血圧、固縮、頻脈、ミオクローヌス、自律神経失調等があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。
2悪性症候群(頻度不明)
無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合がある。抗精神病剤との併用時にあらわれることが多いため、特に注意すること。異常が認められた場合には、抗精神病剤及び本剤の投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発現時には、白血球の増加や血清CKの上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。
3抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(頻度不明)
低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれることがあるので、これらの症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行うこと。
4QT延長(0.5%)、心室頻拍(torsade de pointesを含む)(頻度不明)、心室細動(頻度不明)
5痙攣(0.2%)
6アナフィラキシー(頻度不明)
アナフィラキシー(呼吸困難、喘鳴、血管浮腫等)があらわれることがある。
7中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、多形紅斑(頻度不明)
異常が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
8横紋筋融解症(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。
9無顆粒球症(頻度不明)、再生不良性貧血(頻度不明)、汎血球減少症(頻度不明)、好中球数減少(0.2%)、血小板数減少(0.2%)
必要に応じて血液検査を行うこと。
10間質性肺疾患(頻度不明)
11高血圧クリーゼ(頻度不明)
血圧の推移等に十分注意しながら投与すること。
12尿閉(0.2%)
導尿を実施するなど適切な処置を行うこと。
その他の副作用
過敏症
発疹、そう痒症
じん麻疹
血管浮腫、光線過敏性反応
精神神経系
傾眠(26.9%)、浮動性めまい(24.4%)、頭痛(19.3%)、不眠症(16.0%)
易刺激性、異常感覚(錯感覚、感覚鈍麻等)、筋緊張亢進(筋骨格硬直、筋痙縮等)、振戦
躁病、激越、落ち着きのなさ、幻覚、せん妄、異常な夢(悪夢等)、無感情、失神、味覚異常、リビドー減退、アカシジア、ジスキネジー、ミオクローヌス
錯乱状態、神経過敏、鎮静、離人症、錐体外路障害(ジストニーを含む)、協調運動障害、平衡障害
消化器
悪心(33.5%)、腹部不快感(腹痛、膨満、便秘等)(27.2%)、口内乾燥(24.3%)、嘔吐、下痢
食欲減退
膵炎、歯ぎしり
感覚器
調節障害
耳鳴、視覚障害
散瞳、閉塞隅角緑内障
循環器
動悸(13.2%)
血圧上昇、頻脈
血圧低下、起立性低血圧
血液
異常出血(斑状出血、粘膜出血、胃腸出血等)
出血時間延長
肝臓
肝機能検査値異常(ALT・AST・γ-GTP・LDH・Al-P・血中ビリルビンの上昇等)(10.0%)
肝炎
泌尿器・生殖器
排尿困難
頻尿
月経障害、射精障害、勃起不全
尿失禁、オルガズム障害、無オルガズム症
代謝・内分泌
血中コレステロール増加
低ナトリウム血症
血中プロラクチン増加
その他
体重減少、発汗(寝汗等)、無力症(疲労、倦怠感等)
ほてり、体重増加
あくび、悪寒、呼吸困難、脱毛症、骨折
【イフェクサーの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】
妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
1妊娠末期に本剤あるいは他のSSRI、SNRIが投与された女性が出産した新生児において、入院期間の延長、呼吸補助、経管栄養を必要とする、離脱症状と同様の症状が出産直後にあらわれたとの報告がある。
2妊娠ラットにベンラファキシン30mg/kg/日(AUCに基づく曝露量比較で臨床曝露量の約0.4倍)を経口投与したとき、胎児の生存率低下及び体重抑制が認められた。
3妊娠ラットに活性代謝物であるO-脱メチルベンラファキシン100mg/kg/日(AUCに基づく曝露量比較で臨床曝露量の約1.7倍)を経口投与したとき、受胎能の低下が認められた。
4妊娠ウサギにベンラファキシンを経口投与した実験で、胎児への移行が認められた。
授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ラット及びヒトで乳汁中に移行することが報告されている。