ユーロジンの副作用 (エスタゾラム•睡眠薬)

ユーロジンの詳細な副作用です(医薬品添付文書より)。

ぜひ、よーくお読みになってみて下さい。

 

 

 

 

ユーロジン1mg錠/ユーロジン2mg錠/ユーロジン散1%

 

副作用

 

副作用等発現状況の概要

 

承認時までの調査では1,882例中557例(29.6%)に、市販後の副作用の頻度調査(1978年11月時点)では8,731例中1,897例(21.7%)に臨床検査値の異常を含む副作用が認められている。

以下の副作用は上記の調査あるいは自発報告等で認められたものである。

重大な副作用

 

1.

**連用により薬物依存傾向(頻度不明)を生じることがある。また、連用後投与を急に中止すると、せん妄、痙攣等の離脱症状(頻度不明)があらわれることがあるので、投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行うこと。

 

2.

呼吸抑制(0.1%未満)があらわれることがある。また、呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、炭酸ガスナルコーシス(頻度不明)を起こすことがあるので、このような場合には気道を確保し、換気をはかるなど適切な処置を講ずること。

 

3.

統合失調症等の精神障害者に投与すると、逆に刺激興奮、錯乱(頻度不明)等の奇異反応があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

 

4.

無顆粒球症(0.1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

 

5.

類薬(他の不眠症治療薬)で、一過性前向性健忘、もうろう状態(頻度不明)があらわれることがあるので、本剤を投与する場合には少量から開始するなど、慎重に行うこと。なお、類薬で、十分に覚醒しないまま、車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告があるので、異常が認められた場合には本剤の投与を中止すること。

その他の副作用

 

精神神経系

5%以上

眠気、ふらつき

精神神経系

0.1~5%未満

めまい感、歩行失調、頭痛、頭重、不快感、発揚状態、構音障害

肝臓

0.1~5%未満

AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇

腎臓

0.1~5%未満

BUNの上昇

血液

0.1~5%未満

貧血、白血球減少

循環器

0.1~5%未満

血圧低下

循環器

0.1%未満

動悸

消化器

0.1~5%未満

悪心、口渇

消化器

0.1%未満

口内苦味感

過敏症注3)

0.1~5%未満

発疹、そう痒感

骨格筋

0.1~5%未満

倦怠感、脱力感等の筋緊張低下症状

その他

頻度不明

覚醒遅延傾向(麻酔前投薬として用いた場合)

その他

0.1%未満

浮腫

その他の副作用の注意

 

注3)このような場合には投与を中止すること。

 

 

 

 

【ユーロジンの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】

 

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

 

1.

妊娠中の投与に関し、次のような報告があるなど安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。

(1)

妊娠中に他のベンゾジアゼピン系化合物の投与を受けた患者の中に奇形を有する児等の障害児を出産した例が対照群に比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。

 

(2)

**ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されている。なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある。また、ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に黄疸の増強を起こすことが報告されている。

 

(3)

**分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状があらわれることが、ベンゾジアゼピン系化合物で報告されている。

 

2.

授乳婦への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせること。

[ヒト母乳中へ移行し、新生児に嗜眠、体重減少等を起こすことが、他のベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム)で報告されており、また、黄疸を増強する可能性がある。]

 

 

 

 

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