副作用による様々な臓器障害
向精神薬を10年間服用されているある方が、体調が悪いということで、ふだん通院している所とは別の病院に行ってみたところ、「薬剤性の腎臓障害」と診断を受けました。
その方にとっては、「長い期間飲んでいても心配ないから」というお医者様の言葉を信じて、向精神薬を10年間飲み続けてきていたわけですが、結果的に「薬剤性の腎臓障害」になってしまったことで憤りを隠せませんでした。
このように向精神薬を長期服用した結果として、薬剤性の腎臓障害や肝臓障害、心臓障害、膵臓障害、脳障害、肺障害、胃腸障害など様々な臓器障害を発症するケースは、服用期間が長くなるほどかなりあります。
先ほどの例のように「長く飲んでいても心配ないから」とか、「一生飲んでても大丈夫だから」というお医者様の言葉を、皆さん信じていた結果でした。
仮に今現在、目立つ副作用が出ていなかったとしても、ある日突然、ひどい副作用が出てくるということがよくあります。
ですから、なるべく早期の段階で減薬•断薬に取り組み始めることが大事なわけです。