ドラールの副作用 (クアゼパム•睡眠薬)

ドラールの詳細な副作用です(医薬品添付文書より)。

ぜひ、よーくお読みになってみて下さい。

 

 

 

 

ドラール錠15/ドラール錠20

 

副作用

 

副作用等発現状況の概要

 

臨床試験の安全性評価対象症例495例中,副作用が報告されたのは52例(10.5%)で,その主なものは眠気・傾眠30件(6.1%),ふらつき18件(3.6%),頭重感7件(1.4%),けん怠感5件(1.0%)等であった.(承認時)

製造販売後調査の安全性評価対象症例3,925例中,副作用が報告されたのは140例(3.6%)で,その主なものは傾眠50件(1.3%),浮動性めまい46件(1.2%),悪心8件(0.2%),けん怠感8件(0.2%)等であった.(再審査終了時)

重大な副作用

 

1. 依存性

頻度不明

大量連用により薬物依存を生じることがあるので,観察を十分に行い,用量を超えないよう慎重に投与すること.また,大量投与又は連用中における投与量の急激な減少ないし投与中止により,痙攣発作,譫妄,振戦,不眠,不安,幻覚,妄想等の離脱症状があらわれることがあるので,投与を中止する場合には,徐々に減量するなど慎重に行うこと.

2. 刺激興奮,錯乱

いずれも頻度不明

統合失調症等の精神障害者に投与すると逆に刺激興奮,錯乱等があらわれることがある.

3. 呼吸抑制,炭酸ガスナルコーシス

いずれも頻度不明

呼吸抑制があらわれることがある.また,呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合,炭酸ガスナルコーシスを起こすことがあるので,このような場合には気道を確保し,換気を図るなど適切な処置を講ずること.

4. 精神症状(幻覚,妄想等),意識障害,思考異常,勃起障害,興奮,運動失調,運動機能低下,錯乱,協調異常,言語障害,振戦

いずれも頻度不明

精神症状(幻覚,妄想等),意識障害,思考異常,勃起障害,興奮,運動失調,運動機能低下,錯乱,協調異常,言語障害,振戦があらわれたとの報告があるので,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと.

5. 一過性前向性健忘,もうろう状態

いずれも頻度不明

一過性前向性健忘,また,もうろう状態があらわれることがあるので,本剤を投与する場合には少量から開始するなど,慎重に行うこと.なお,十分に覚醒しないまま,車の運転,食事等を行い,その出来事を記憶していないとの報告がある.異常が認められた場合には投与を中止すること.

その他の副作用

 

1. 精神神経系

0.1~5%未満

眠気・傾眠,めまい,ふらつき,頭痛,頭重感,ぼんやり感

2. 精神神経系

0.1%未満

抑うつ,神経過敏,健忘,不眠,昏迷,心悸亢進,尿失禁,歩行異常

3. 精神神経系

頻度不明

リビドー減退,感情鈍麻,魔夢,多幸感,不安,運動過多,知覚異常,味覚倒錯,口内乾燥

4. 肝臓

0.1%未満

肝機能障害(AST(GOT),ALT(GPT),LDH等の上昇)

5. 肝臓

頻度不明

黄疸

6. 消化器

0.1~5%未満

悪心

7. 消化器

0.1%未満

口渇,食欲不振,嘔気・嘔吐,消化不良,下痢,便秘,胃痛,腹痛

8. 消化器

頻度不明

口臭

9. 過敏症

0.1%未満

発疹

10. 骨格筋

0.1~5%未満

けん怠感

11. 骨格筋

0.1%未満

膝脱力等の筋緊張低下症状

12. 眼

0.1%未満

眼痛

13. 眼

頻度不明

眼の異常,視力異常

14. 耳

頻度不明

耳鳴

15. 皮膚

頻度不明

そう痒

16. その他

0.1~5%未満

無力

17. その他

0.1%未満

眼瞼浮腫,発汗

18. その他

頻度不明

疲労,悪寒,排尿困難,尿閉,ほてり,潮紅

 

 

 

 

【ドラールの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】

 

妊婦,産婦,授乳婦等への投与

 

1.

妊婦(3ヵ月以内)又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること.〔妊娠中に他のベンゾジアゼピン系薬剤の投与を受けた患者の中に奇形を有する児等の障害児を出産した例が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある.〕

2.

*妊娠後期の婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること.〔ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に哺乳困難,嘔吐,活動低下,筋緊張低下,過緊張,嗜眠,傾眠,呼吸抑制・無呼吸,チアノーゼ,易刺激性,神経過敏,振戦,低体温,頻脈等を起こすことが報告されている.なお,これらの症状は,離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある.また,ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に黄疸の増強を起こすことが報告されている.〕

3.

*分娩前に連用した場合,出産後新生児に離脱症状があらわれることが,ベンゾジアゼピン系薬剤で報告されている.

4.

授乳婦への投与は避けることが望ましいが,やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせること.〔ヒト母乳中へ移行し,新生児に嗜眠,体重減少等を起こすことが他のベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム)で報告されており,また黄疸を増強する可能性がある.〕

 

 

 

 

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