ノリトレンの副作用 (ノルトリプチリン•抗うつ薬)

ノリトレンの詳細な副作用です(医薬品添付文書より)。

ぜひ、よーくお読みになってみて下さい。

 

 

 

 

ノリトレン錠10mg/ノリトレン錠25mg

 

副作用

 

副作用等発現状況の概要

 

承認までの臨床試験491例及び市販後の調査1,930例の合計2,421例の調査で、主な副作用は口渇(14.8%)、眠気(4.4%)、便秘(3.1%)等であった。(新開発医薬品の副作用の頻度に関する調査終了時)

重大な副作用

 

1. てんかん発作

てんかん発作があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、減量又は休薬など適切な処置を行うこと。

2. 無顆粒球症

無顆粒球症があらわれることがあるので、定期的に血液検査を行い、異常(前駆症状として、発熱、咽頭痛、インフルエンザ様症状等があらわれる場合もある)が認められた場合には、投与を中止すること。

3. 麻痺性イレウス

腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満又は弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)をきたし、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管麻痺があらわれた場合には、投与を中止すること。なお、この悪心・嘔吐は、本剤の制吐作用により不顕性化することもあるので、注意すること。

重大な副作用(類薬)

 

1. 悪性症候群(Syndrome malin)

類似化合物(アミトリプチリン等)で、無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それにひきつづき発熱がみられる悪性症候群が報告されている。

2. 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH) 

類似化合物(アミトリプチリン等)で、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、痙れん、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれることが報告されている1)。

3. 心室性頻拍(Torsades de pointesを含む) 

四環系抗うつ剤(マプロチリン)で心室性頻拍(Torsades de pointesを含む)が報告されているので、定期的に心電図検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

 

循環器

1%以上

血圧降下

循環器

1%未満

血圧上昇、頻脈

循環器

頻度不明

動悸、心電図異常(QT延長等) 

精神神経系(注1)

1%以上

眠気、不眠、振戦等のパーキンソン症状、焦燥

精神神経系(注1)

1%未満

不安、耳鳴、知覚異常

精神神経系(注1)

頻度不明

幻覚、せん妄、精神錯乱、運動失調

抗コリン作用

1%以上

口渇、便秘

抗コリン作用

1%未満

排尿困難、視調節障害、鼻閉

抗コリン作用

頻度不明

眼内圧亢進

過敏症(注2)

1%未満

発疹、そう痒感

血液(注3)

頻度不明

白血球減少

肝臓(注4)

1%未満

黄疸

肝臓(注4)

頻度不明

AST(GOT)・ALT(GPT)の上昇等の肝障害

消化器

1%以上

食欲不振

消化器

1%未満

悪心、嘔吐、味覚異常、下痢

長期投与(注5)

1%未満

口周部等の不随意運動

その他

1%以上

眩暈、頭痛、倦怠感

その他

1%未満

ふらつき、発汗

注1:このような症状があらわれた場合には、減量又は休薬など適切な処置を行うこと。

注2:このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること。

注3:定期的に血液検査を行うことが望ましい。

注4:観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止すること。

注5:投与中止後も持続することがある。

 

 

 

 

【ノリトレンの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】

 

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

 

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。〔三環系抗うつ剤(イミプラミン)では、動物実験(ウサギ)で催奇形性(外形異常)が報告されている。〕

 

 

 

 

減薬•断薬サポート、減薬•断薬相談 ページへ