グラマリールの副作用 (チアプリド•抗精神病薬)
グラマリールの詳細な副作用です(医薬品添付文書より)。
ぜひ、よーくお読みになってみて下さい。
グラマリール錠25mg/ グラマリール錠50mg/ グラマリール細粒10%
副作用
副作用等発現状況の概要
総症例6,485例中副作用が報告されたのは506例(7.80%)であり、主な副作用は、眠気111例(1.71%)、めまい・ふらつき87例(1.34%)、口渇38例(0.59%)、不眠29例(0.45%)、振戦27例(0.42%)、パーキンソン症候群25例(0.39%)、流涎23例(0.35%)などであった1)。(再審査結果通知:1996年3月)
重大な副作用
1.悪性症候群(Syndrome malin)
悪性症候群(0.1%未満)があらわれることがあるので、無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。
なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。
2.昏睡
昏睡(0.1~5%未満)があらわれることがある。このような症状が発現した場合には投与を中止すること。
3.痙攣
痙攣(0.1~5%未満)があらわれることがある。このような症状が発現した場合には投与を中止すること。
4.QT延長、心室頻拍
QT延長、心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)(各0.1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
循環器注1)
0.1~5%未満
不整脈、頻脈、胸内苦悶、血圧上昇、血圧低下
錐体外路症状注2)
0.1~5%未満
パーキンソン症候群(振戦、筋強剛、運動減少、流涎、姿勢・歩行障害等)、ジスキネジア、言語障害、咬痙、アカシジア
*錐体外路症状注2)
0.1%未満
ジストニア、嚥下障害
内分泌注1)
0.1~5%未満
乳汁分泌、女性化乳房、月経異常
精神神経系
0.1~5%未満
眠気、不眠、不安・焦燥、抑うつ、ぼんやり、性欲亢進
自律神経系
0.1~5%未満
めまい・ふらつき、口渇、頭痛・頭重、脱力・倦怠感、しびれ、排尿障害、尿失禁、耳鳴
消化器
0.1~5%未満
悪心・嘔吐、腹痛・胃部不快感、食欲不振、便秘、口内炎、下痢
消化器
0.1%未満
食欲亢進、腹部膨満感
肝臓
0.1~5%未満
AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇
肝臓
0.1%未満
黄疸
過敏症注3)
0.1~5%未満
発疹、そう痒感
その他
0.1~5%未満
発熱、眼調節障害、ほてり、貧血
その他の副作用の注意
注1)このような症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること。
注2)このような症状があらわれた場合には、減量又は抗パーキンソン剤の併用等適切な処置をとること。
注3)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
【グラマリールの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.
妊婦等:
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
2.
授乳婦:
授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせること。[動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている。(「薬物動態」の項参照)]