アンプリットの副作用 (ロフェプラミン•抗うつ薬)

アンプリットの詳細な副作用です(医薬品添付文書より)。

ぜひ、よーくお読みになってみて下さい。

 

 

 

 

アンプリット錠10mg/アンプリット錠25mg

 

副作用

 

副作用等発現状況の概要

 

承認前の調査683例中報告された副作用は36.7%(251例)で、主な副作用は口渇15.8%(108件)、便秘10.0%(68件)等の抗コリン作用症状、眠気5.6%(38件)、不眠5.0%(34件)等の精神神経系症状、食欲不振3.5%(24件)、悪心3.2%(22件)等の消化器症状であった。

承認後における使用成績調査(6年間)3,992例中報告された副作用は14.6%(779例)で、主な副作用は口渇5.2%(209件)、便秘3.4%(136件)等の抗コリン作用症状、眠気1.7%(68件)、ふらつき1.0%(38件)等の精神神経系症状であった。

重大な副作用

 

Syndrome malin(悪性症候群)

頻度不明注)

無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。なお、他の三環系抗うつ剤の投与中、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。

注)自発報告において認められている副作用のため頻度不明。

重大な副作用(類薬)

 

1. 麻痺性イレウス

腸管麻痺(初期症状:食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは弛緩、腸内容物のうっ滞等)をきたし、麻痺性イレウスに移行することが報告されているので、腸管麻痺が認められた場合には投与を中止すること。なお、この悪心・嘔吐は本剤の制吐作用により不顕性化することもあるので注意すること。

2. 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)

低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれることが報告されているので、このような場合には投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行うこと。

他の三環系抗うつ剤(イミプラミン)で上記の重大な副作用が報告されている。

その他の副作用

 

1. 循環器

0.1~5%未満

動悸、頻脈、血圧低下

2. 精神神経系

0.1~5%未満

パーキンソン様症状(めまい、ふらつき、眠気、不眠、振戦等)、倦怠感、頭痛・頭重、焦燥、興奮、知覚異常、身体異常感、しびれ感等

3. 精神神経系

0.1%未満

運動失調、口周囲不随意運動、構音障害、せん妄、病的体験等

4. 抗コリン作用

5%以上

口渇

5. 抗コリン作用

0.1~5%未満

便秘、排尿困難、尿閉、視調節障害、鼻閉

6. 過敏症

0.1~5%未満

発疹等

7. 肝臓 

0.1~5%未満

AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、ALP上昇等

8. 肝臓 

0.1%未満

黄疸

9. 消化器

0.1~5%未満

食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐

10. 消化器

0.1%未満

下痢、腹痛、口内苦味感

11. その他

0.1~5%未満

発汗

12. その他

0.1%未満

熱感、浮腫

上記の副作用があらわれることがあるので、異常が認められた場合には必要に応じ投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

 

 

 

 

【アンプリットの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】

 

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

 

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。[三環系抗うつ剤(イミプラミン)の動物実験で催奇形作用が報告されている。] 

 

 

 

 

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