トレドミンの副作用 (ミルナシプラン•抗うつ薬)
トレドミンの詳細な副作用です(医薬品添付文書より)。
ぜひ、よーくお読みになってみて下さい。
トレドミン錠12.5mg/ トレドミン錠15mg/ トレドミン錠25mg/ トレドミン錠50mg
副作用
副作用等発現状況の概要
**承認時までの調査の総症例467例中、179例(38.3%)に副作用(臨床検査値の異常を含む)が報告された。その主なものは、口渇35件(7.5%)、悪心・嘔吐28件(6.0%)、便秘27件(5.8%)、眠気19件(4.1%)等であった。(承認時)
使用成績調査及び特別調査の総症例3,771例中、827例(21.9%)に副作用(臨床検査値の異常を含む)が報告された。その主なものは、悪心・嘔吐218例(5.8%)、眠気78例(2.1%)、排尿障害(尿閉、排尿困難)71例(1.9%)、便秘69例(1.8%)、頭痛64例(1.7%)等であった。また、市販後臨床試験の総症例593例中、418例(70.5%)に副作用(臨床検査値の異常を含む)が報告された。その主なものは、口渇152例(25.6% )、悪心・嘔吐129例(21.8%)、便秘126例(21.3%)、排尿障害(尿閉、排尿困難)69例(11.6%)等であった。(再審査結果)[「臨床成績」の項参照]
また、製造販売後臨床試験の症例303例中、217例(71.6%)に副作用(臨床検査値の異常を含む)が報告された。その主なものは、悪心・嘔吐98例(32.3%)、便秘38例(12.5%)、頭痛30例(9.9%)、排尿障害(尿閉、排尿困難)30例(9.9%)、頻脈29例(9.6%)、腹痛29例(9.6%)等であった。(製造販売後臨床試験終了時)
重大な副作用
1. 悪性症候群(Syndrome malin)
(0.1%未満)
無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる悪性症候群があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。
2. セロトニン症候群
(頻度不明)
セロトニン症候群があらわれることがあるので、激越、錯乱、発汗、幻覚、反射亢進、ミオクロヌス、戦慄、頻脈、振戦、発熱、協調異常等が認められた場合には、投与を中止し、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。
3. 痙攣
(0.1%未満)
痙攣があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
4. 白血球減少
(頻度不明)
白血球減少があらわれることがあるので、血液検査等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
5. 重篤な皮膚障害
(頻度不明)
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)等の重篤な皮膚障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、発熱、紅斑、そう痒感、眼充血、口内炎等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
6. 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
(頻度不明)
低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム増加、高張尿、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群があらわれることがあるので、食欲不振、頭痛、嘔気、嘔吐、全身倦怠感等があらわれた場合には電解質の測定を行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、水分摂取制限等の適切な処置を行うこと。
7. 肝機能障害、黄疸
(0.1%未満)
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
8. **高血圧クリーゼ
(頻度不明)
高血圧クリーゼがあらわれることがあるので、血圧の推移等に十分注意しながら投与すること。異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
1. 循環器
0.1~5%未満
起立性低血圧、頻脈、動悸、血圧上昇
2. **循環器
頻度不明
血圧低下、上室性頻拍
3. 精神神経系注1)
0.1~5%未満
眠気、めまい、ふらつき、立ちくらみ、頭痛、振戦、視調節障害、躁転、焦躁感、知覚減退(しびれ感等)、不眠、頭がボーッとする、筋緊張亢進、アカシジア・口部ジスキネジア・パーキンソン様症状等の錐体外路障害、不安
4. 精神神経系注1)
0.1%未満
幻覚、せん妄、被注察感、聴覚過敏、自生思考
5. 過敏症注2)
0.1~5%未満
発疹、そう痒感
6. 消化器
5%以上
悪心・嘔吐、便秘
7. 消化器
0.1~5%未満
口渇、腹痛、腹部膨満感、胸やけ、味覚異常、舌異常、食欲不振、食欲亢進、口内炎、下痢
8. 消化器
0.1%未満
飲水量増加
9. 肝臓注3)
0.1~5%未満
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇
10. 泌尿器
0.1~5%未満
排尿障害、頻尿、尿蛋白陽性
11. 泌尿器
0.1%未満
尿失禁
12. その他
0.1~5%未満
倦怠感、発汗、熱感、発熱、悪寒、冷感、耳鳴、息苦しい、性機能異常(勃起力減退、射精障害、精巣痛、精液漏等)、トリグリセライドの上昇
13. その他
0.1%未満
鼻閉、関節痛、浮腫、CK(CPK)上昇、脱力感、胸痛
14. その他
頻度不明
脱毛
注1)このような症状があらわれた場合には、減量又は休薬など適切な処置を行うこと。
注2)このような症状があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
注3)観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
【トレドミンの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[ラットに経口投与した実験で、胎児への移行(胎児中濃度は母体血液中濃度と同程度)が報告されている。]
2.
動物における周産期及び授乳期投与試験で、死産児の増加等が報告されている。
3.
授乳中の婦人には投与しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせること。[ラットに経口投与した実験で、乳汁への移行(乳汁中濃度は血漿中濃度の3倍)が報告されている。]