ジェイゾロフトの副作用 (セルトラリン•抗うつ薬)
ジェイゾロフトの詳細な副作用です(医薬品添付文書より)。
ぜひ、よーくお読みになってみて下さい。
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副作用
副作用等発現状況の概要
承認時までのうつ病・うつ状態患者及びパニック障害患者を対象とした国内臨床試験において、本剤が投与された総症例1478例中881例(59.6%)に2075件の副作用が発現した。主な副作用は、悪心(18.9%)、傾眠(15.2%)、口内乾燥(9.3%)、頭痛(7.8%)、下痢(6.4%)、浮動性めまい(5.0%)等であった。6)
重大な副作用
1. セロトニン症候群(頻度不明注))
不安、焦燥、興奮、錯乱、発汗、下痢、発熱、高血圧、固縮、頻脈、ミオクロヌス、自律神経不安定等があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。
2. 悪性症候群(頻度不明注))
無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合がある。抗精神病剤との併用時にあらわれることが多いため、特に注意すること。異常が認められた場合には、抗精神病剤及び本剤の投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発現時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。
3. 痙攣(頻度不明注))、昏睡(頻度不明注))
痙攣、昏睡があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
4. 肝機能障害(頻度不明注))
肝不全、肝炎、黄疸があらわれることがあるので、必要に応じて肝機能検査を行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
5. 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(頻度不明注))
低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行うこと。
6. 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明注))
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
7. アナフィラキシー(頻度不明注))
アナフィラキシー(呼吸困難、喘鳴、血管浮腫等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
8. QT延長、心室頻拍(torsades de pointesを含む)(頻度不明注))
QT延長、心室頻拍(torsades de pointesを含む)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注:自発報告又は海外での報告のため頻度不明
その他の副作用
次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行うこと。
1. 精神系(1%以上)
睡眠障害(不眠等)、錯乱状態
2. 精神系(1%未満)
悪夢、易刺激性、易興奮性、うつ病、躁病、精神症、多幸症、リビドー減退、記憶障害、注意力障害
3. 精神系(頻度不明注))
攻撃的反応、不安、焦燥、興奮、幻覚
4. 神経系(1%以上)
傾眠、頭痛、浮動性めまい、振戦、感覚減退
5. 神経系(1%未満)
起立性めまい、味覚異常、頭部不快感、運動障害(アカシジア、錐体外路症状、運動過多、歯ぎしり、歩行異常等)、錯感覚
6. 神経系(頻度不明注))
不随意性筋収縮、ジスキネジー、ジストニー、片頭痛、失神
7. 感覚器(1%未満)
調節障害、視覚異常(霧視、羞明、視力低下等)、耳鳴、耳閉感、回転性眩暈
8. 感覚器(頻度不明注))
散瞳
9. 循環器(1%以上)
動悸
10. 循環器(1%未満)
起立性低血圧、血圧低下、血圧上昇、頻脈
11. 肝臓(1%以上)
ALT(GPT)増加、AST(GOT)増加、γ-GTP増加
12. 肝臓(1%未満)
LDH増加、Al-P増加、総ビリルビン増加、直接ビリルビン増加
13. 血液(1%未満)
白血球数増加又は減少、単球増加、血小板数減少、出血傾向(鼻出血、胃腸出血、血尿等)
14. 血液(頻度不明注))
血小板機能異常、紫斑、斑状出血、皮下出血
15. 消化器系(1%以上)
悪心・嘔吐、口内乾燥、下痢・軟便、便秘、腹部不快感、腹痛、腹部膨満、消化不良、食欲不振
16. 消化器系(1%未満)
胃腸障害、食欲亢進
17. 消化器系(頻度不明注))
膵炎
18. 過敏症(1%以上)
発疹
19. 過敏症(1%未満)
蕁麻疹、そう痒症、顔面浮腫、眼窩周囲浮腫
20. 過敏症(頻度不明注))
光線過敏性反応
21. 泌尿器・生殖器(1%未満)
排尿困難、尿閉、頻尿、性機能障害(射精遅延、持続勃起症等)、月経障害
22. 泌尿器・生殖器(頻度不明注))
尿失禁・夜尿、乳汁漏出症、女性化乳房
23. 筋・骨格系(1%未満)
背部痛、関節痛、筋緊張異常(筋硬直、筋緊張亢進、筋痙攣等)
24. 代謝・内分泌(1%未満)
総蛋白減少、総コレステロール増加、尿糖、尿蛋白
25. 代謝・内分泌(頻度不明注))
甲状腺機能低下症、低ナトリウム血症、高プロラクチン血症、血糖異常
26. その他(1%以上)
倦怠感、多汗(発汗、寝汗等)
27. その他(1%未満)
無力症、熱感、異常感、胸痛、胸部圧迫感、疲労、発熱、ほてり、悪寒、体重減少、体重増加、末梢性浮腫、あくび、脱毛症
28. その他(頻度不明注))
気管支痙攣
注:自発報告又は海外での報告のため頻度不明
【ジェイゾロフトの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。
(1)
妊娠末期に本剤あるいは他のSSRI、SNRIが投与された婦人が出産した新生児において、入院期間の延長、呼吸補助、経管栄養を必要とする、離脱症状と同様の症状が出産直後にあらわれたとの報告がある。臨床所見としては、呼吸窮迫、チアノーゼ、無呼吸、発作、体温調節障害、哺乳障害、嘔吐、低血糖症、筋緊張低下、筋緊張亢進、反射亢進、振戦、ぴくつき、易刺激性、持続性の泣きが報告されている。
(2)
海外の疫学調査において、妊娠中に本剤を含むSSRIを投与された婦人が出産した新生児において、新生児遷延性肺高血圧症のリスクが増加したとの報告がある7,8)。このうち1つの調査では、妊娠34週以降に生まれた新生児における新生児遷延性肺高血圧症発生のリスク比は、妊娠早期の投与では2.4(95%信頼区間1.2-4.3)、妊娠早期及び後期の投与では3.6(95%信頼区間1.2-8.3)であった8)。]
2.
授乳中の婦人には投与を避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせること。[ヒト母乳中へ移行することが報告されている9)。(「薬物動態」の項参照)]