レンドルミンの副作用 (ブロチゾラム•睡眠薬)
レンドルミンの詳細な副作用です(医薬品添付文書より)。
ぜひ、よーくお読みになってみて下さい。
レンドルミン錠0.25mg
副作用
副作用等発現状況の概要
臨床試験及び再審査終了時の調査症例6,548例中、副作用が報告されたのは256例(3.91%)であった。主な副作用は、残眠感・眠気144件(2.20%)、ふらつき66件(1.01%)、頭重感50件(0.76%)、だるさ48件(0.73%)、めまい25件(0.38%)、頭痛8件(0.12%)、倦怠感7件(0.11%)等であった。また、臨床検査値においては特に一定の傾向を示す変動は認められていない。
重大な副作用
1.肝機能障害、黄疸(頻度不明)
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2.一過性前向性健忘、もうろう状態(頻度不明)
一過性前向性健忘、また、もうろう状態があらわれることがあるので、本剤を投与する場合には少量から開始するなど、慎重に行うこと。なお、十分に覚醒しないまま、車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告がある。異常が認められた場合には投与を中止すること。
重大な副作用(類薬)
呼吸抑制(頻度不明)
ベンゾジアゼピン系薬剤の投与により、呼吸抑制があらわれることが報告されているので、このような場合には気道を確保し、換気をはかるなど適切な処置を行うこと。
その他の副作用
依存性注1)
頻度不明
不眠、不安等の離脱症状
精神神経系
0.1~5%未満
残眠感・眠気、ふらつき、頭重感、めまい、頭痛
精神神経系
0.1%未満
不穏注2)、興奮注2)、気分不快、立ちくらみ、いらいら感
精神神経系
頻度不明
せん妄、振戦、幻覚、悪夢
肝臓
0.1%未満
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-P、LDHの上昇
循環器
0.1%未満
軽度の脈拍数増加
消化器
0.1%未満
嘔気、悪心、口渇、食欲不振
消化器
頻度不明
下痢
過敏症注3)
0.1%未満
発疹
過敏症注3)
頻度不明
紅斑
骨格筋
0.1~5%未満
だるさ、倦怠感
骨格筋
0.1%未満
下肢痙攣
その他
0.1%未満
発熱、貧血
その他
頻度不明
尿失禁、味覚異常
以上のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。
注1)大量連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量を超えないよう慎重に投与すること。また、大量投与又は連用中における投与量の急激な減少ないし投与中止により、不眠、不安等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。
注2)統合失調症等の精神障害者に投与すると不穏及び興奮があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止する等適切な処置を行うこと。
注3)発現した場合には、投与を中止すること。
【レンドルミンの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、投与しないことが望ましい。
[妊娠中の投与に関し、次のような報告があるなど安全性は確立していない。]
(1)
妊娠中にベンゾジアゼピン系薬剤の投与を受けた患者の中に奇形を有する児等の障害児を出産した例が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査が報告されている。
(2)
ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されている。なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある。また、ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に黄疸の増強を起こすことが報告されている。
(3)
分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状があらわれることが、ベンゾジアゼピン系薬剤で報告されている。
2.
授乳婦への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は、授乳を避けさせること。
[授乳中の投与に関し、次のような報告があり、また新生児の黄疸を増強する可能性がある。]
(1)
動物実験で乳汁中に移行することが報告されている。
(2)
ヒト母乳中へ移行し、新生児に嗜眠、体重減少等を起こすことが、ベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム)で報告されている。