ルボックスの副作用 (フルボキサミン•抗うつ薬)

ルボックスの詳細な副作用です(医薬品添付文書より)。

ぜひ、よーくお読みになってみて下さい。

 

 

 

 

ルボックス錠25/ ルボックス錠50/ ルボックス錠75

 

副作用

 

副作用等発現状況の概要

 

**承認時

うつ病・うつ状態,強迫性障害

うつ病・うつ状態及び強迫性障害患者を対象とした臨床試験712例中,306例(43.0%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた.その主なものは,嘔気・悪心84件(11.8%),眠気69件(9.7%),口渇51件(7.2%),便秘36件(5.1%),倦怠感23件(3.2%)等であった.

 

社会不安障害

社会不安障害患者を対象とした臨床試験253例中,209例(82.6%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた.その主なものは,眠気111件(43.9%),嘔気・悪心88件(34.8%),倦怠感46件(18.2%),腹痛31件(12.3%),口渇30件(11.9%)等であった.

 

**再審査終了時

うつ病・うつ状態,強迫性障害

うつ病・うつ状態及び強迫性障害患者を対象とした使用成績調査2,935例中,600例(20.4%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた.その主なものは,嘔気・悪心213件(7.3%),眠気103件(3.5%),腹痛65件(2.2%),食欲不振61件(2.1%),頭痛31件(1.1%)等であった.

 

社会不安障害

社会不安障害患者を対象とした長期特定使用成績調査1,790例中,326例(18.2%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた.その主なものは,嘔気・悪心112件(6.3%),眠気85件(4.7%),腹痛28件(1.6%),便秘22件(1.2%),不眠20件(1.1%),下痢20件(1.1%)等であった.

重大な副作用

 

1.**痙攣,せん妄,錯乱,幻覚,妄想

痙攣,せん妄,錯乱,幻覚,妄想(各0.1%未満)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと.

 

2.**意識障害

意識レベルの低下・意識消失等の意識障害(0.1%未満)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.

 

3.**ショック,アナフィラキシー

ショック,アナフィラキシー(いずれも頻度不明)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと.

 

4.**セロトニン症候群

セロトニン症候群(0.1%未満)があらわれることがあるので,錯乱,発熱,ミオクロヌス,振戦,協調異常,発汗等の副作用が発現した場合は投与を中止し,水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと.なお,セロトニン作用薬との併用において,昏睡状態となり,急性腎不全へと移行し,死亡した例が報告されている.

 

5.**悪性症候群

向精神薬(抗精神病薬,抗うつ薬等)との併用により,悪性症候群(0.1%未満)があらわれることがあるので,無動緘黙,強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗等が発現し,それに引き続き発熱がみられる場合は,投与を中止し,体冷却,水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと.本症発症時には,白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く,また,ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある.なお,高熱が持続し,意識障害,呼吸困難,循環虚脱,脱水症状,急性腎不全へと移行し,死亡した例が報告されている.

 

6.**白血球減少,血小板減少

白血球減少(頻度不明),血小板減少(0.1%未満)があらわれることがあるので,血液検査等の観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.

 

7.肝機能障害,黄疸

AST(GOT),ALT(GPT),γ-GTP,総ビリルビン等の著しい上昇を伴う肝機能障害,黄疸(いずれも頻度不明)があらわれることがあるので,肝機能検査等の観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.

 

8.抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)

低ナトリウム血症,低浸透圧血症,尿中ナトリウム増加,高張尿,意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(頻度不明)があらわれることがあるので,食欲不振,頭痛,嘔気,嘔吐,全身倦怠感等があらわれた場合には電解質の測定を行い,異常が認められた場合には,投与を中止し,水分摂取の制限等の適切な処置を行うこと.

その他の副作用

 

精神神経系

5%以上

眠気

**精神神経系

0.1~5%未満

めまい・ふらつき・立ちくらみ,振戦・アカシジア様症状・顎の不随意運動・開口障害・頬筋の痙攣等の錐体外路障害,頭痛,不眠,頭がボーっとする,集中力低下,あくび,抑うつ感,焦燥感,不安感,躁転,気分高揚,言語障害,しびれ,異常感覚・冷感,性欲障害

**精神神経系

0.1%未満

ぼんやり,記憶減退,動作緩慢,圧迫感,神経過敏,舌麻痺,運動失調,知覚異常

**精神神経系

頻度不明注)

激越

循環器

0.1~5%未満

動悸,血圧上昇

**循環器

0.1%未満

頻脈,低血圧,起立性低血圧,徐脈

過敏症

0.1~5%未満

発疹,そう痒感

**過敏症

0.1%未満

蕁麻疹,湿疹

**過敏症

頻度不明注)

光線過敏性反応

**血液

0.1~5%未満

白血球減少,ヘモグロビン減少,血清鉄低下,貧血

**血液

0.1%未満

血清鉄上昇,紫斑・胃腸出血・斑状出血等の異常出血

肝臓

0.1~5%未満

AST(GOT),ALT(GPT),γ-GTP,LDH,Al-P上昇等の肝機能障害

消化器

5%以上

嘔気・悪心

**消化器

0.1~5%未満

口渇,便秘,嘔吐,下痢,腹痛,腹部膨満感,食欲不振,消化不良

**消化器

0.1%未満

空腹感,口腔内粘膜腫脹

泌尿器

0.1~5%未満

排尿困難,排尿障害,尿蛋白陽性

**泌尿器

0.1%未満

頻尿,乏尿,BUN上昇,尿閉

**泌尿器

頻度不明注)

尿失禁

**血清電解質

0.1%未満

血清カリウム上昇,血清カリウム低下,血中ナトリウム低下

**血清電解質

頻度不明注)

低ナトリウム血症

**その他

0.1~5%未満

倦怠感,脱力感,胸痛,熱感,ほてり,発汗,耳鳴,CK(CPK)上昇,勃起障害・射精障害等の性機能異常

**その他

0.1%未満

上肢の虚脱,息切れ,灼熱感,視調節障害,眼痛,眼圧迫感,眼がチカチカする,鼻閉,苦味,歯がカチカチする,体重増加,脱毛,乳汁漏出,月経異常,関節痛,筋肉痛,浮腫,発熱,しゃっくり,味覚異常

**その他

頻度不明注)

高プロラクチン血症,散瞳,緑内障

その他の副作用の注意

 

上記副作用があらわれることがあるので,このような異常が認められた場合には,症状に応じ,投与を中止するなど,適切な処置を行うこと.

**注)自発報告のため頻度不明

 

 

 

 

【ルボックスの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】

 

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

 

1.

妊婦等

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,投与しないことが望ましい.また,投与中に妊娠が判明した場合は投与を中止することが望ましい.[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない.

(1)

妊娠末期に本剤を投与された妊婦から出生した新生児において,呼吸困難,振戦,筋緊張異常,痙攣,易刺激性,傾眠傾向,意識障害,嘔吐,哺乳困難,持続的な泣き等の症状が発現したとの報告がある.なお,これらの症状は,薬物離脱症状として報告される場合もある.

 

(2)

海外の疫学調査において,妊娠中に他のSSRIを投与された妊婦から出生した新生児において,新生児遷延性肺高血圧症のリスクが増加したとの報告がある.このうち1つの調査では,妊娠34週以降に生まれた新生児における新生児遷延性肺高血圧症発生のリスク比は,妊娠早期の投与では2.4(95%信頼区間1.2-4.3),妊娠早期及び後期の投与では3.6(95%信頼区間1.2-8.3)であった.]

 

2.

授乳婦

授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが,やむを得ず投与する場合は,授乳を避けさせること.[母乳中へ移行することが報告されている.]

 

 

 

 

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