フェノバールの副作用 (フェノバルビタール•睡眠薬)

フェノバールの詳細な副作用です(医薬品添付文書より)。

ぜひ、よーくお読みになってみて下さい。

 

 

 

 

フェノバール原末/ フェノバール散10%/ フェノバール錠30mg/ フェノバールエリキシル0.4%

 

副作用

 

副作用等発現状況の概要

 

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用

 

1. **中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、紅皮症(剥脱性皮膚炎)

頻度不明

観察を十分に行い、発熱、紅斑、水疱・びらん、そう痒感、咽頭痛、眼充血、口内炎等の異常が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

2. 過敏症症候群

頻度不明

初期症状として発疹、発熱がみられ、さらにリンパ節腫脹、肝機能障害等の臓器障害、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。

3. **依存性

頻度不明

連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量を超えないよう慎重に投与すること。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、不安、不眠、けいれん、悪心、幻覚、妄想、興奮、錯乱又は抑うつ状態等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。

4. 顆粒球減少、血小板減少

頻度不明

観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

5. 肝機能障害

頻度不明

AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

6. 呼吸抑制

頻度不明

観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

 

1. 過敏症注1)

頻度不明

猩紅熱様発疹、麻疹様発疹、中毒疹様発疹

2. 血液注2)

頻度不明

血小板減少、巨赤芽球性貧血

3. 肝臓注3)

頻度不明

AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTPの上昇等の肝機能障害、黄疸

4. 腎臓注4)

頻度不明

蛋白尿等の腎障害

5. **精神神経系

頻度不明

眠気、アステリキシス(asterixis)、眩暈、頭痛、せん妄、昏迷、鈍重、構音障害、知覚異常、運動失調、精神機能低下、興奮、多動

6. 消化器

頻度不明

食欲不振

7. 骨・歯

頻度不明

クル病注5)、骨軟化症注5)、歯牙の形成不全注5)、低カルシウム血症

8. 内分泌系

頻度不明

甲状腺機能検査値(血清T4値等)の異常

9. その他

頻度不明

血清葉酸値の低下、ヘマトポルフィリン尿注4)、発熱

その他の副作用の注意

 

注1)投与を中止すること。

注2)投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

注3)観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

注4)連用によりあらわれることがある。

注5)連用によりあらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常(血清アルカリフォスファターゼ値の上昇、血清カルシウム・無機リンの低下等)があらわれた場合には、減量又はビタミンDの投与等適切な処置を行うこと。

 

 

 

 

【フェノバールの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】

 

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

 

1.

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性(母体のてんかん発作頻発を防ぎ、胎児を低酸素状態から守る)が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること[妊娠中に本剤を単独、又は併用投与された患者の中に、奇形を有する児(口唇裂、口蓋裂、心奇形、大動脈縮窄症等)を出産した例が多いとの疫学的調査報告がある。]。

 

2.

妊娠中の投与により、新生児に出血傾向、呼吸抑制等を起こすことがある。

 

3.

*分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状(多動、振戦、反射亢進、過緊張等)があらわれることがある。

 

4.

妊娠中の投与により、葉酸低下が生じるとの報告がある。

 

5.

授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合には、授乳を避けさせること[ヒト母乳中へ移行し、新生児、乳児に傾眠、哺乳量低下を起こすことがある。]。

 

 

 

 

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