ネルボンの副作用 (ニトラゼパム•睡眠薬)

ネルボンの詳細な副作用です(医薬品添付文書より)。

ぜひ、よーくお読みになってみて下さい。

 

 

 

 

ネルボン錠5mg/ネルボン錠10mg/ネルボン散1%

 

副作用

 

副作用等発現状況の概要

 

(本項には頻度が算出できない副作用報告を含む。)

総症例3,847例中705件(18.33%)に副作用が認められた。その主なものはふらつき(4.37%)、倦怠感(3.98%)、眠気・残眠感(3.59%)、口渇(1.91%)等であった。〔再評価結果〕

重大な副作用

 

1. 呼吸抑制、炭酸ガスナルコーシス

頻度不明

呼吸抑制があらわれることがある。また、呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、炭酸ガスナルコーシスを起こすことがあるので、このような場合には気道を確保し、換気をはかるなど適切な処置を行うこと。

2. *依存性

頻度不明

薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い慎重に投与すること。連用する場合には特に注意すること。また、大量投与又は連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと1, 2)。

3. 刺激興奮、錯乱

頻度不明

統合失調症等の精神障害者に投与すると逆に刺激興奮、錯乱等があらわれることがある。

4. **肝機能障害、黄疸

頻度不明

AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用(類薬)

 

一過性前向性健忘、もうろう状態

類薬(他の不眠症治療薬)において、一過性前向性健忘、また、もうろう状態があらわれることがあるので、本剤を投与する場合には少量から開始するなど、慎重に行うこと。なお、類薬において、十分に覚醒しないまま、車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告がある。異常が認められた場合には投与を中止すること。

その他の副作用

 

1. 精神神経系

1~5%未満

ふらつき、頭痛・頭重感、眠気・残眠感

2. 精神神経系

1%未満

めまい、不安、見当識障害、興奮、不快感、多幸症

3. 精神神経系

頻度不明

歩行失調、不機嫌

4. 循環器注1)

1%未満

血圧低下

5. 循環器注1)

頻度不明

徐脈傾向

6. 消化器

1~5%未満

口渇

7. 消化器

1%未満

食欲不振、便秘、悪心・嘔吐、下痢

8. 過敏症注2)

頻度不明

発疹、そう痒感

9. 骨格筋

1~5%未満

倦怠感等の筋緊張低下症状

10. その他

頻度不明

夜尿、頻尿、発熱、覚醒遅延傾向注1)

11. 抗てんかん剤として用いる場合には下記事項にも注意すること。

頻度不明

(1)精神神経系:傾眠があらわれることがある。

(2)その他:

1) 重症脳障害のある患者に用いた場合、気道分泌過多、嚥下障害を起こすことがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。

2) 大発作てんかんを伴う患者に用いた場合、大発作の回数が増加することがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。

注1)麻酔前投薬として用いた場合

注2)投与を中止すること。

 

 

 

 

【ネルボンの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】

 

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

 

1.

妊婦(3ヵ月以内)又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中に他のベンゾジアゼピン系薬剤の投与を受け、出生した新生児に口唇裂(口蓋裂を伴うものを含む)等が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。]

2.

*妊娠後期の婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されている。なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある。また、ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に黄疸の増強を起こすことが報告されている。]

3.

*分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状があらわれることが、ベンゾジアゼピン系薬剤で報告されている。

4.

授乳婦への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせること。[ヒト母乳中へ移行し、新生児に嗜眠、体重減少等を起こすことが、他のベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム)で報告されており、また黄疸を増強する可能性がある。]

5.

ラットでの試験(50・100・200mg/kg 妊娠第8~14日目7日間 経口)において50mg/kg投与群に内臓の異常所見(仮性水腎症等)が比較的多く観察され、100mg/kg投与群に外形(水頭症・小耳症等)及び骨格(頸椎々弓異常等)異常所見が、有意に高く観察されている。また、100・200mg/kg投与群で胎児死亡の著明な増加が認められている3)。

 

 

 

 

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