ソメリンの副作用 (ハロキサゾラム•睡眠薬)
ソメリンの詳細な副作用です(医薬品添付文書より)。
ぜひ、よーくお読みになってみて下さい。
ソメリン細粒1%/ソメリン錠5mg/ソメリン錠10mg
副作用
副作用等発現状況の概要
(本項には頻度が算出できない副作用報告を含む。)
延べ2,178施設、総症例22,798例中、副作用が報告されたのは1,055例 (4.63%) で、そのうち主なものは、眠気 (1.83%)、ふらつき (1.57%)、頭重感 (0.55%) などの精神神経症状のほか、倦怠感 (0.52%)、脱力感 (0.32%) であった。
〔新医薬品等の副作用のまとめ(その76)1)〕
重大な副作用
1. 呼吸抑制 (頻度不明)、炭酸ガスナルコーシス (頻度不明)
呼吸抑制があらわれることがある。また、呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、炭酸ガスナルコーシスを起こすことがあるので、このような場合には気道を確保し、換気をはかるなど適切な処置をとること。
2. *依存性
0.01%未満
大量連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量を超えないよう慎重に投与すること。また、大量投与又は長期連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。
重大な副作用(類薬)
一過性前向性健忘、もうろう状態
類薬 (他の不眠症治療薬) において、一過性前向性健忘、また、もうろう状態があらわれることがあるので、本剤を投与する場合には少量から開始するなど、慎重に行うこと。なお、類薬において、十分に覚醒しないまま、車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告がある。異常が認められた場合には投与を中止すること。
その他の副作用
1. 精神神経系
1%以上
眠気、ふらつき
2. 精神神経系
0.05~1%未満
頭痛、頭重感、めまい、不快感
3. 精神神経系
0.05%未満
しびれ感、焦躁感、歩行失調、舌のもつれ、多夢、不安、尿失禁
4. 肝臓
0.05~1%未満
AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇
5. 肝臓
0.05%未満
ALP上昇、LDH上昇
6. 肝臓
頻度不明
黄疸
7. 血液
0.05%未満
赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット値減少、白血球減少
8. 循環器
0.05%未満
血圧低下
9. 消化器
0.05~1%未満
口渇、悪心・嘔吐
10. 消化器
0.05%未満
食欲不振、便秘、腹痛、下痢
11. 過敏症注)
0.05%未満
発疹、そう痒
12. 骨格筋
0.05~1%未満
倦怠感、脱力感
13. 骨格筋
0.05%未満
筋緊張低下症状
14. その他
0.05%未満
顔面浮腫、BUN上昇、耳鳴
注) 投与を中止すること。
【ソメリンの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.
妊婦 (3ヵ月以内) 又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中に他のベンゾジアゼピン系薬剤の投与を受け、出生した新生児に口唇裂 (口蓋裂を伴うものを含む) 等が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。]
2.
*妊娠後期の婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されている。なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある。また、ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に黄疸の増強を起こすことが報告されている。]
3.
*分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状があらわれることが、ベンゾジアゼピン系薬剤で報告されている。
4.
授乳婦への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせること。[ヒト母乳中へ移行し、新生児に嗜眠、体重減少等を起こすことが、他のベンゾジアゼピン系薬剤 (ジアゼパム) で報告されており、また黄疸を増強する可能性がある。]
5.
ウサギでの試験 (2.5・5・10mg/kg 妊娠6日目から18日目まで 経口) において、10mg/kgで着床後の死亡胚仔数の増加が認められている2)。