トリプタノールの副作用 (アミトリプチリン•抗うつ薬)

トリプタノールの詳細な副作用です(医薬品添付文書より)。

ぜひ、よーくお読みになってみて下さい。

 

 

 

 

トリプタノール錠10/トリプタノール錠25

副作用

 

 

 

 再評価結果
総症例1,962例中副作用を集計した結果、主なものは口渇195件(9.94%)、眠気165件(8.41%)、振戦等のパーキンソン症状48件(2.45%)、眩暈35件(1.78%)であった。

 

 

重大な副作用

 

 

1.
 悪性症候群(Syndrome malin)(頻度不明)
無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、またミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。

2.
 セロトニン症候群(頻度不明)
不安、焦燥、せん妄、興奮、発熱、発汗、頻脈、振戦、ミオクロヌス、反射亢進、下痢等を主症状とするセロトニン症候群があらわれることがあるので、これらの症状があらわれた場合には投与を中止し、水分の補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。

3.
 心筋梗塞(頻度不明)
心筋梗塞があらわれることがあるので、症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと。

4.
 幻覚、せん妄、精神錯乱、痙攣(いずれも頻度不明)
このような症状があらわれた場合には減量又は休薬等の適切な処置を行うこと。

5.
 顔・舌部の浮腫(0.1%未満)
顔・舌部の浮腫があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

6.
 無顆粒球症、骨髄抑制(いずれも頻度不明)
重篤な血液障害があらわれることがあるので、定期的に検査を実施するなど観察を十分に行うこと。

7.
 麻痺性イレウス(頻度不明)
腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)を来し、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管麻痺があらわれた場合には投与を中止すること。なお、この悪心・嘔吐は、本剤の制吐作用により不顕性化することもあるので注意すること。

8.
 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(頻度不明)
低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行うこと。1)、2)

 

重大な副作用の注意

以上のような副作用があらわれることがあるので、症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

 

 

 

その他の副作用

 

 

次のような症状又は異常があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

 

 

種類/頻度  5%以上又は頻度不明  0.1~5%未満  0.1%未満 
循環器  血圧上昇、動悸、不整脈、心発作、心ブロック  血圧低下、頻脈    
精神神経系  眠気、不眠、不安、口周部等の不随意運動(長期投与時)  振戦等のパーキンソン症状、運動失調、四肢の知覚異常、焦燥  構音障害 
過敏症     発疹  蕁麻疹 
血液  白血球減少       
肝臓  肝機能障害、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇     黄疸 
消化器  口渇  悪心・嘔吐、食欲不振、下痢、便秘  味覚異常 
泌尿器  尿閉  排尿困難    
その他  体重増加  ふらつき、頭痛、眩暈、倦怠感、発汗、視調節障害  眼内圧亢進 

 

 

 

 

 【トリプタノールの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】

 

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

 

1.

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。〔三環系抗うつ剤には動物実験で催奇形作用が報告されているものがある。〕

 

2.

本剤投与中は授乳を中止させること。〔ヒト母乳中へ移行することが報告されている。〕

 

 

 

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