コンサータの副作用 (メチルフェニデート•神経発達症治療薬)
コンサータの詳細な副作用です(医薬品添付文書より)。
ぜひ、よーくお読みになってみて下さい。
コンサータ錠18mg/ コンサータ錠27mg/ *コンサータ錠36mg
副作用
副作用等発現状況の概要
<小児AD/HD承認時>
AD/HD患児を対象として国内で実施した第II相試験、第III相試験及び長期投与試験の総症例216例中、副作用(臨床検査値異常を含む)は174例(80.6%)に認められた。その主なものは、食欲減退91例(42.1%)、不眠症40例(18.5%)、体重減少26例(12.0%)、頭痛18例(8.3%)、腹痛12例(5.6%)、悪心12例(5.6%)、チック11例(5.1%)、発熱11例(5.1%)であった。
<成人AD/HD承認時>
成人AD/HD患者を対象として国内で実施した第III相試験及び長期投与試験の総症例272例中、副作用(臨床検査値異常を含む)は209例(76.8%)に認められた。その主なものは、食欲減退108例(39.7%)、動悸59例(21.7%)、体重減少54例(19.9%)、不眠症49例(18.0%)、悪心45例(16.5%)、口渇40例(14.7%)、頭痛29例(10.7%)であった。
<小児AD/HD再審査終了時>
AD/HD患児を対象とした特定使用成績調査における副作用(臨床検査値異常を含む)は、1385例中529例(38.2%)に認められた。その主なものは、食欲減退386例(27.9%)、不眠症69例(5.0%)、体重減少69例(5.0%)、チック47例(3.4%)、睡眠障害42例(3.0%)、頭痛37例(2.7%)、腹痛25例(1.8%)、悪心23例(1.7%)であった。
重大な副作用
1. 剥脱性皮膚炎
0.1%
広範囲の皮膚の潮紅、浸潤、強いそう痒等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2. 狭心症
頻度不明
症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
3. 悪性症候群(Syndrome malin)
頻度不明
発熱、高度の筋硬直、CK(CPK)上昇等があらわれることがあるので、このような場合には体冷却、水分補給等の適切な処置を行うこと。
4. 脳血管障害(血管炎、脳梗塞、脳出血、脳卒中)
頻度不明
症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
1. 感染症
1%未満
鼻咽頭炎、胃腸炎、鼻炎、ヘルペスウイルス感染、インフルエンザ、麦粒腫、中耳炎、咽頭炎
2. 感染症
頻度不明
上気道感染、副鼻腔炎
3. 血液障害
1%未満
血小板減少症
4. 血液障害
頻度不明
白血球減少症、汎血球減少症、血小板減少性紫斑病
5. 免疫系障害
1%未満
季節性アレルギー
6. 免疫系障害
頻度不明
アナフィラキシー反応、過敏症反応、耳介腫脹、水疱形成、表皮剥脱
7. 代謝障害
1%以上
食欲減退(31.2%)
8. 代謝障害
1%未満
体重増加不良、食欲亢進
9. 精神障害
1%以上
不眠症、チック、睡眠障害
10. 精神障害
1%未満
不安、抑うつ気分、攻撃性、激越、うつ病、抜毛、幻聴、気分変動、過覚醒、感情不安定、精神病性障害、妄想、神経過敏、落ち着きのなさ、緊張、怒り、無感情、歯ぎしり、幻視、リビドー減退、多弁、気分動揺
11. **精神障害
頻度不明
涙ぐむ、錯乱状態、失見当識、幻覚、躁病、パニック発作、リビドー亢進
12. 神経系障害
1%以上
頭痛、浮動性めまい
13. 神経系障害
1%未満
振戦、鎮静、傾眠、体位性めまい、ジスキネジー、痙攣、自律神経失調、錯感覚、緊張性頭痛
14. 神経系障害
頻度不明
精神運動亢進、大発作痙攣、嗜眠
15. 眼障害
1%未満
ドライアイ、アレルギー性結膜炎、結膜充血、近視、眼そう痒症
16. 眼障害
頻度不明
霧視、複視、散瞳、視覚障害
17. 耳障害
1%未満
難聴、耳痛、回転性めまい
18. 心臓障害
1%以上
動悸、頻脈
19. 心臓障害
1%未満
徐脈、上室性期外収縮
20. 心臓障害
頻度不明
期外収縮、上室性頻脈、心室性期外収縮
21. 血管障害
1%未満
ほてり、高血圧、血圧変動
22. 血管障害
頻度不明
レイノー現象
23. 呼吸器障害
1%未満
呼吸困難、上気道の炎症、喘息、咳嗽、アレルギー性鼻炎、鼻漏、咽頭紅斑
24. 呼吸器障害
頻度不明
咽喉頭疼痛
25. 胃腸障害
1%以上
悪心、腹痛、口渇、嘔吐、下痢
26. 胃腸障害
1%未満
腹部不快感、口内乾燥、口内炎、便秘、上腹部痛、消化不良、腹部膨満、異常便、歯肉腫脹
27. 皮膚障害
1%未満
発疹、蕁麻疹、湿疹、脱毛症、ざ瘡、アトピー性皮膚炎、多汗症、そう痒症、接触性皮膚炎
28. 皮膚障害
頻度不明
斑状皮疹、紅斑
29. 筋骨格系障害
1%未満
筋緊張、関節痛、筋痙縮、筋痛、四肢痛
30. 筋骨格系障害
頻度不明
筋攣縮
31. 泌尿器系障害
1%未満
頻尿
32. 生殖系障害
1%未満
精巣上体炎、陰茎癒着、勃起不全
33. **生殖系障害
頻度不明
持続勃起症
34. 全身障害
1%以上
発熱、倦怠感
35. 全身障害
1%未満
易刺激性、胸部不快感、無力症、悪寒、疲労、胸痛
36. 全身障害
頻度不明
異常高熱
37. 臨床検査
1%以上
体重減少
38. 臨床検査
1%未満
血圧上昇、拡張期血圧上昇、脈拍異常、QT延長、異常Q波、白血球数減少、好中球数減少、好酸球数増加、血中アミラーゼ増加、CK(CPK)増加、ALT(GPT)増加、AST(GOT)増加、肝機能異常、血中ビリルビン増加、トリグリセリド増加、血糖増加、血中尿素増加、血中尿酸増加、蛋白尿、尿中ケトン体陽性、尿潜血
39. 臨床検査
頻度不明
心雑音、ALP増加、肝酵素上昇、血小板数減少、白血球数異常
40. 傷害、中毒
1%未満
足骨折、手骨折
【コンサータの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。[動物実験(ウサギ)において、最大推奨用量の約100倍に相当する200mg/kg/日の投与により催奇形性が報告されている。]
2.
授乳婦に投与する場合には、授乳を中止させること。[ヒトでメチルフェニデートが、乳汁中に移行するとの報告がある6)、7)。]