プロチアデンの副作用 (ドスレピン•抗うつ薬)

プロチアデンの詳細な副作用です(医薬品添付文書より)。

ぜひ、よーくお読みになってみて下さい。

 

 

 

 

プロチアデン錠25

 

副作用

 

副作用等発現状況の概要

 

総症例5,290例中、副作用 (臨床検査値異常を含む)が認められたのは741例(14.01%)1,318件で、その主なものは口渇334件(6.31%)、眠気186件(3.52%)、めまい・ふらつき・立ちくらみ108件(2.04%)、便秘82件(1.55%)等であった。   (再審査結果時)

重大な副作用

 

1.Syndrome malin (悪性症候群) (頻度不明※1)

無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。

なお、他の三環系抗うつ剤の投与中、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。

 

2.抗利尿ホルモン不適合分泌症候群 (SIADH)

低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH) (頻度不明※1) があらわれるとの報告があるので、このような場合には投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行うこと。

※1: 自発報告又は海外において認められている副作用のため頻度不明。

重大な副作用(類薬)

 

1.無顆粒球症

他の三環系抗うつ剤において、無顆粒球症があらわれるとの報告があるので、定期的に血液検査を行うことが望ましい。異常(前駆症状として発熱、咽頭痛、インフルエンザ様症状等があらわれる場合もある)が認められた場合には投与を中止すること。

 

2.麻痺性イレウス

他の三環系抗うつ剤において、腸管麻痺 (食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)を来し、麻痺性イレウスに移行することが報告されているので、腸管麻痺があらわれた場合には投与を中止すること。なお、この悪心・嘔吐は、本剤の制吐作用により不顕性化することもあるので注意すること。

その他の副作用

 

1. 循環器

0.1%未満

動悸、血圧低下、頻脈、心電図異常

2. 精神神経系※2

0.1~5%未満

眠気、めまい・ふらつき・立ちくらみ、睡眠障害、頭痛・頭重、振戦、躁転、性欲減退、不穏、記憶障害、しびれ感、構音障害、せん妄、発汗、幻覚

3. 精神神経系※2

0.1%未満

いらいら感、知覚障害、運動失調、痙攣、興奮、アカシジア

4. 抗コリン作用

5%以上

口渇

5. 抗コリン作用

0.1~5%未満

便秘、視調節障害、排尿困難

6. 抗コリン作用

0.1%未満

鼻閉

7. 過敏症※3

0.1~5%未満

発疹

8. 血液※4

0.1~5%未満

白血球減少

9. 肝臓 

0.1~5%未満

ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇、LDH上昇、Al-P上昇

10. 消化器

0.1~5%未満

食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、胃部不快感

11. 消化器

0.1%未満

腹痛、口内苦味感

12. 長期投与※3

0.1%未満

口周部等の不随意運動

13. その他

0.1~5%未満

倦怠感

※2: 発現した場合には、減量又は休薬等適切な処置を行うこと。

※3: 発現した場合には、投与を中止すること。

※4: 定期的に血液検査を行うことが望ましい。異常が認められた場合には投与を中止すること。

 

 

 

 

【プロチアデンの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】

 

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

 

1.

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。また、三環系抗うつ剤には動物実験で催奇形作用が報告されているものがある。]

2.

授乳中の婦人に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること。

[母乳中へ移行することが報告されている。]

 

 

 

 

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