エミレースの副作用 (ネモナプリド•抗精神病薬)

エミレースの詳細な副作用です(医薬品添付文書より)。

ぜひ、よーくお読みになってみて下さい。

 

 

 

 

エミレース錠3mg/ エミレース錠10mg

 

副作用

 

副作用等発現状況の概要

 

承認時及び市販後の使用成績調査における調査症例6,431例中、本剤との関連が疑われる副作用(臨床検査値異常を含む)は1,268例(19.7%)に発現し、その主なものはアカシジア、振戦、筋強剛等の錐体外路症状であった。

使用成績調査において発現頻度が高かった臨床検査値異常は、プロラクチン上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇、AST(GOT)上昇、CK(CPK)上昇等であり、承認時までの調査結果と同様な傾向であった。(再審査結果通知:1999年3月)

重大な副作用

 

1.悪性症候群(Syndrome malin)(0.1%未満)

無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。

本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。

なお、他の抗精神病剤で、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。

 

2.無顆粒球症、白血球減少(いずれも頻度不明)

無顆粒球症、白血球減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

 

3.肝機能障害、黄疸(頻度不明)

AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、LDH上昇、黄疸等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

 

4.肺塞栓症、深部静脈血栓症(いずれも頻度不明)

抗精神病薬において、肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、観察を十分に行い、息切れ、胸痛、四肢の疼痛、浮腫等が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

 

錐体外路症状

5%以上

パーキンソン症候群(振戦、筋強剛、流涎等)、ジスキネジア(舌のもつれ、言語障害、眼球回転、急性ジストニア、嚥下困難等)、アカシジア(静坐不能)

錐体外路症状

0.1~5%未満

口周部等の不随意運動(遅発性ジスキネジア)

精神神経系

0.1~5%未満

不眠、不安、傾眠、眠気、過剰鎮静、興奮、無力症、うつ状態、知覚異常、脱力倦怠感、焦燥感、イライラ感、頭痛、めまい・ふらつき

精神神経系

0.1%未満

痙攣発作、躁状態等

自律神経系

0.1~5%未満

口渇、発汗、尿閉

内分泌

0.1~5%未満

月経異常、乳汁分泌

0.1~5%未満

霧視

循環器

0.1~5%未満

血圧低下、心悸亢進

循環器

0.1%未満

血圧上昇、徐脈、心電図変化等

肝臓

0.1~5%未満

AST(GOT)・ALT(GPT)・Al-P・γ-GTP上昇等の肝機能障害

消化器

0.1~5%未満

便秘、嘔気、嘔吐、食欲不振

消化器

0.1%未満

食欲亢進、下痢等

皮膚

0.1~5%未満

発疹

その他

0.1~5%未満

貧血、体重増加

その他

0.1%未満

体重減少等

 

 

 

 

【エミレースの詳細な妊娠時の危険性情報は以下の通りです(医薬品添付文書より)】

 

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

 

1.

妊婦等:

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。動物実験(ラット)で周産期死亡が増加したとの報告がある。また、妊娠後期に抗精神病薬が投与されている場合、新生児に哺乳障害、傾眠、呼吸障害、振戦、筋緊張低下、易刺激性等の離脱症状や錐体外路症状があらわれたとの報告がある。]

 

2.

授乳婦:

授乳婦への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせること。[動物実験(ラット)で乳汁中への移行がみられている。]

 

 

 

 

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